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2008年4月20日 (日)

トップセールス<第2回>をみて

このドラマは昭和49年、男性社会だった車のセールスの中で大企業の社員から自動車販売会社に転職した女性が様々な困難を乗り越えてトップセールスへとかけのぼり、外車のセールスに転じてのちに社長にまでなる女性の一代記です。
今走っている車の数は7425万台です。しかし60年代は129万台でしたから58倍にまで増加しました。。参考までに61年486万台、70年 1724万台、73年(オイル・ショック、第4次中東戦争石油危機)2450万台というように増えていきました。特に東京オリンピックからは個人が車を所有するモータリーゼーションの時代となりました。このドラマの時代は正に高度成長期だった訳です。今はネット販売もありますので販売形態が、かなり変わってきていると思いますが当時の自動車セールス業はNo.1産業だったのかもしれません。

第2回では仮採用された主人公が、やっと1台の車が売れてセールスが順調になってきた矢先に土木建設の社長に先日付小切手を掴まされてしまうところまでを放送していました。私は簿記を勉強していたので先日付小切手のシーンで少し思った事があります。
11/20(水)に得意先の大沢土木の社長から「今、立て替えが多くて銀行に残高がない。来週の月曜日11/25でいいかな」といって先日付の小切手を渡され主人公は車を売ってしまいます。11/22(金)に研修から帰ってきた所長が先日付小切手をみて「すぐ銀行にいってこい」と主人公にいいます。主人公は所長の剣幕に驚いて慌てて銀行にかけ込むと銀行残高はなく不渡りになってしまうというストーリーでした。

小切手に書かれていた額は昭和49年当時の金額で142万円ですから今で云うと320万くらいではないでしょうか。現在は振込が主流になりましたので小切手の需要は減っていますから、このドラマをみている人には、このシーンが伝わりにくかったのではないかと思います。手形と小切手の違いは小切手は振り出した瞬間から、その小切手は現金と同じ様に扱われます。しかし手形というのは振りだした日付以降に発生するので支払期日に決済されるという観念が加わります。

さて、本論の小切手では本当の振出日は11/20でしたが、記載されている日付は25日です。これが所謂、先日付小切手です。しかしこの先日付小切手とは便宜上であって法的には意味をなしません。それを認めてしまうと手形との区別がつかなくなるからです。つまり受領した時点からいつでも現金化できる、それが小切手です。ちょっと専門的になりますが線引き小切手ではなかったので銀行に行って大沢土木の口座から現金を受領することは出来ると思います。銀行側は大沢土木の口座から142万を落とすことは出来ますが、先日付となっていますので、その時点で一応、大沢土木に連絡をとると思われます。(しかしそうした場合、大沢土木は主人公に約束を破られる訳ですから、仮に詐欺ではなかった場合にはその後、車は買ってくれなくなる可能性が生じます)そして主人公に「これは不渡りです。大沢土木さんと連絡がつきません」と伝えると思います。そしてこの時点でダマされたと分かるのが現実ではないのでしょうか。(ドラマですから多少の脚色がされているのは仕方ありませんが)

ゆうき蘭でした

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