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2008年5月13日 (火)

1/8のプロフェッショナル 仕事の流儀をみて

今回は82歳の鮨職人・小野二郎さんを紹介していました。小野さんはミシュラン(フランスのミシュラン社により出版される様々なガイドブックの総称)で3つ星の評価を受けました。3つ星 とは、それを味わう為に旅行する価値がある卓越した料理という意味です。ミシュランというのはフランスの会社なので主にフランス人が料理の評価をしている事になります。しかしフランスの人が美味しいと感じたものが私達日本人も同じように感じるとは限りません。ところが「ミシュランが三つ星を与えた」ことで報道陣が殺到し当人の小野さんがびっくりしている様子が映し出されていました。

私はフレンチの味の善し悪しは分かりませんが鮨の味は分かります。蘊蓄をいうと皆さん鮨のネタを上にして食べますが本当に味を知りたいならネタを下にして食べた方がネタの味がより分かる筈です。つまり食べ方一つで味も変わるのですが、おそらくミシュランのフランス人はそういう食べ方をしていないと思います。よって日本人の舌で感じる美味しい店というのはフランス人の格付けと変わってくると思います。例えば私は以前、横浜中華街に行って肉まんを食べたことがあるのですが、あまりの違いに驚きました。肉まんというとヤマザキの肉まんを普段食べているのですが出てきた物はそれより2周りくらい大きくてどちらかというと饅頭のような食感でした。味も醤油ベースではないので肉まんとは違う物を食べているような気がしました。このように私達が普段中華料理と思って食べているものでも日本人向けに味や作られて売られているものが多く国によって好みの味付けが違うことは明確だと思います。

何故このことを書くのかというとムーディーズやスタンダード&プアーズ(S&P)という米の金融格付け機関が日本の国債や企業を格付けしていますが肝心要の自国の企業の評価が全く外れていた事がサブプライムローンによって発覚しました。つまり格付け機関を格付けする必要性が生じています。米に一番お金を貸しているのは日本だというのが通説です。政府は、その金額を公表しませんが石原都知事によると200兆以上あるそうです。通常お金を貸した方が借りている人から格付けされる必要性はないと思います。よって今回のサブプライムローンで被害を被った日本の企業は連携して米の格付け機関を訴訟するべきではないでしょうか。何故なら、今回の問題で日本とアメリカの立場が逆だったなら米企業は日本企業を相手取り裁判をすると思うからです。

今日本の伝統である鮨は「SUSHI」となって世界に席巻しています。その総本山、本家本元である日本が外国で握られている鮨を評価するのが本筋であってフレンチで舌の肥えたフランス人に評価されて喜ぶ必要性はありません。どうして日本人は海外から高い評価を得ると今まで見向きもしなかったものでも再評価するのでしょうか。考えてみれば奇妙な現象です。日本は経済大国第二位なのですから日本からみた海外の国債の格付け及び各主要企業の格付けをしても何ら不思議はありません。少なくとも債権大国である日本はその権限を有していると思います。一般人のしらないところで日本にも格付け会社はあるよいうですが脚光を浴びないのは欧米に対する無条件の肯定があるからではないでしょうか。戦後60年経っても未だに日本人は海外の評価をまるで水戸黄門の印籠の様に有り難がって平伏すような精神構造があると考えます。よって向こうが格付けをしてくるなら日本人の舌から考えたフレンチの格付けをしてもいいはずです。芸術にしても音楽にしても詩にしても誰もがいいというものが良いとは限りませんし国家・民族・宗教・文化が違うのですからフランス人にはフランス人の良いと思う物がある訳で東洋の国・日本とは無縁のものであると警鐘を鳴らしたいのです。

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