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2008年5月15日 (木)

5/12放送のNHKスペシャルを見て

<Outline&Point>
  5月、ロシアに8年間君臨したプーチン大統領が退任する。しかしプーチンは、退任後も首相として政権内に止まることを明言。“後継大統領”メドベージェフ氏の選挙スローガンは「何も変えない」だった。今後も実質的な支配者はプーチンであることを明確に示した形だ。“プーチン王朝”盤石の秘密は「メディアに対する徹底的な支配」。就任後、3大テレビ局をすべて国有化し、プーチン=強い指導者像を徹底的に演出した。その姿は、冷戦後自信を喪失していた国民の心をつかみ、さらに今、国民がそこにロシア伝統のツァーリ(皇帝)の姿を重ね合わせ、熱狂的なプーチン支持の渦を加速させている。一方、独立系ジャーナリスト達は、今回の権力継承が「ロシア民主主義の死」を招くと必死に訴える。しかし、大国復活の夢に酔いメディアに煽られた国民が彼らの声をかき消す厚い壁となっている。権力がメディアを掌握した国家で何が起きているのか。その最前線から「院政プーチンのロシア」の実像に迫る。

モスクワにあるノーバヤ・ガゼータ社(新聞社)は真実の報道をしたいのですが記者の拘束、当局の圧力により支局の閉鎖が相次いでいました。更にはプーチン政権から100件以上の訴訟もおこされています。さらに、ノーバヤ・ガゼータ社ではこの6年間で3人の記者が不振な死を遂げていました。その中の一人女性記者アンネ・ポリトコロフスカヤさんは、90年代のチェチェン紛争(1994年から1996年にかけて、ロシア連邦からの独立を目指すチェチェン独立派武装勢力と、それを阻止しようとするロシアとの間で発生した紛争)に関しプーチン政権を批判しました。彼女は何度も脅迫や当局の拘留にも屈せずに批判し続けました。彼女の勇気ある行動は世界に広がりましたが、2006年10月自宅エレベーター内で射殺されました。「ペンは剣よりも強し」というイギリスの小説家リットンの言葉がありますが、憂国の志士一人のペンだけでは剣に対抗できません。多くの人が沈黙していては世の中は変えらませんので、そういう意味では誰もが情報発信できる良い時代となりました。

何処の国も権力者は正義と秩序を語りますが実体は党利党略三の保身安泰を考えているといファクターから分析すると見えてくる物があります。口は重宝、何とでもいえます。しかし、その人がとった行動は時が経つれその人の本心を表します。繰り返しますが口は甘党の人でも辛党といえますし都合が悪くなれば忘れたと言えます。しかし行動は嘘を付けません。歴史の評価は常に勝者のプロパガンダ(国策宣伝)です。報道の裏に隠された信じるが潜んでいるという私の標語はそこから生まれたものです。

情報は現代の通貨であると思います。資本主義にしても社会主義にしても情報を駆使しして投機マネーが世界を席巻しているので、情報は額に汗して働く実体のマネーよりも強力で暴力的です。ところが社会主義の国はこの現代の通貨を危機管理する能力がないように思います。その最悪が北朝鮮であり中国でありロシアであると考えてみると社会主義はこの投機マネーを管理する能力が低いのではないでしょうか。それでは資本主義は管理できるかというと、資本主義の行きすぎた結果が投機資本主義とも言う実体を生んでいると思います。マルクスにしてもケインズにしても先物取引がコンピュータで出来ることを予測した経済学ではありません。北朝鮮などは国を挙げて偽札を作ったりアメリカの有名ブランドの煙草を模造してみたりとやりたい放題です。情報は現代の通貨であるという視点から見たときに、その裏付けとした言論の自由は保障されなければならないと思います。大国ロシアは地下資源の恩恵で中東がそうであったように、是を世界に輸出することにより利益をあげてきました。それに対し日本は未だ有効な地下資源を見いだしていないので、どうしても情報を均一化して普遍的にしないと技術革新(イノベーション)が起きないことから言論の統制は低い国だと思います。現に私は自分の思いついたことをこうしてブログで書いていますが、命の危険性を感じずに発表できることは有り難いことだと実感しました。前述したアンネ・ポリトコロフスカヤさんは命を賭けて戦ったジャーナリストでした。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

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