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2008年6月30日 (月)

6/26のクローズアップ現代をみて②

番組では最後の方で特別法廷の設置を受けてカンボジア政府は去年から漸く学校でポル・ポトの大虐殺を教えていくことになっていると云っていました。 ポル・ポトは一端は捕らえられましたが、その後逃亡し1998年に死亡しています。ですから、その後に産まれた人、或いは産まれていても幼かった人達(日本の場合なら産まれてから中学3年くらいの子供達)は何も知らされていないということになります。

つまり日本の戦後とほぼ同じ教育システムで今後進んでいくと感じます。もっと云えば 日本より難しいのは今のカンボジアの体制では実際に起こった事実の結果は教えるでしょうが因・縁・果の内の因と果を教えても日本同様に一番肝心な縁は教えられないと考えます。何故ならポル・ポト側にいた生き残りが至る所にいるからです。

現にテレビでは元ポル・ポト派に居た男は拷問や処刑の話は聞いたことはあるが実際に見たことはありませんと嘯いています。そして今でもポル・ポトと共産主義者の象徴である単なる軍帽を制帽とし誇らしげに見せています。こうした人が混在して暮らしています。ポル・ポト派を問題にしたくとも隣も前もポル・ポト派です。このような状況ですから教師は真実を伝えるには命を掛けて伝えなくてはなりません。それに教師の親が兄弟がポル・ポト派であった人は多いはずです。そうした親族の縁を切ってでも子供達に真相を話す教師は少数でしょうし、命の保障などありません。

何しろ世界第二位の経済大国の日本でさえ今の有り様ですから前途は多難すぎます。          

                                      (続く)

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