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2008年7月22日 (火)

7/11 スポーツ大陸(NHK)をみて⑤

ロシアンルーレットで銃を頭に当てて金メダルか敗北の二発の銃弾が込められていたらチャレンジするタイプが自分だと言い切った為末大選手(30)

身体能力だけで勝敗が決まらないのが400m  ハードル競技。
疲労が溜まりゴール近くに失速していくのが400メートルハードルの特長ですが最も失速が少ないのが為末選手の特長です。練習メニューは先に1ヶ月の緻密な予定表を作り上げます。パソコンを見ているときが為末選手がコーチの目になる時なのかも知れません。こうした練習方法のキッカケは中学時代の陸上の時の先生でした。その時に長期的な目標を持って練習を組み建てていく事の重要性と必要性を学んだ事で考えながら練習する性格が身に付いたようです。

北京五輪が最後の晴れ舞台。そこで為末選手は信じられない行動を取ります。それは1年間、ハードルを跳ばないという事でした。思うのは簡単ですが、これを為末選手は実行します。つまり、この間ハードル練習はしないと徹底しました。強靭な精神としか言いようがありません。そして、独自に編み出した赤ちゃんのハイハイから学んだ手のふりを重視した走りでスピードはアップ。封印していたハードル練習に復帰します。何と496日ぶりでした。

しかし走り方を変えてしまった事から従来のハードリングではなくなってしまいました。折角スピードが上がったのにハードルの前で、そのスピードが下がってしまいます。早さとハードリングの融合。口でいうのは容易いのですが身体で体得するには、ただ反復練習あるのみです。しかし、頭で分かっていても身体がその通り反応しません。
そんな中で去年8月の世界選手権が開催されました。しかし予選敗退で出場が出来ませんでした。酷使してきた肉体は左右のふくらはぎの故障。試合に臨めませんでした。そして北京五輪の出場権を賭けての今年6月の日本選手権。完治していない肉体で臨みました。上り調子の成迫選手は身長185㎝ 期待される若手です。6月、ふくらはぎだけでなく更に左のアキレス腱まで痛めてしまった為末選手は 寝返りを打つときにも痛い有り様でした。

そして運命の日本陸上選手権の前には柔らかい青い芝生を歩くだけにして、練習計画は大幅に変更。殆どは休みかリハビリの毎日を送りました。「現役引退か。いや、そんなはずはない」と自分を信じグランドで眼をとじた為末選手は予選は通過したもののギリギリの8位でした。翌日が決勝で前日走った事でふくらはぎとアキレス腱へのダメージは更にましていました。

そして決勝のその時。為末選手と成迫選手のデッドヒートとなりました。満身創痍の為末選手は最後のハードルを越えたラスト40メートルても失速せず、若手ナンバーワンの成迫選手を突き放しました。あり得ない力が働きました。奇蹟の日本選手権、奇蹟の大逆転!優勝を果たしました。「最後まであきらめない」という言葉が、これほど新鮮に聞こえたことはありませんでした。不振の時は自分が作った高校生記録にも及ばなかった時期があったのに・・・・

奇蹟という言葉を知っていますが、目撃出来るチャンスは、そうあるものではありません。

データハードルの為末選手
同業二人の為末選手

私は、この番組を見て為末選手ならコーチになっても、その人にあった練習メニューが組める最強のプログラマーになるのではないかと思いました。ですが、その前に何といっても北京五輪。目指すは金メダルです。

果たして奇蹟はどんなときに起きるのか。声援・応援の思いは祈り、祈りはパワーだと思います。全観客が勝って欲しいと思う人と負ければ良いと想われる人とでは結果が違う筈です。

奇蹟を信じて走る為末大選手。そして奇蹟を信じて声援を送る日本人の融合。それはハードルが速く走ること、そしてハードルを乗り越える融合した力のように私達の声援が為末・大選手の背中を0.1㎜押せば、その力は為末選手への追い風になると信じています。

奇蹟は信じるからこそ 起きるのだと思いました。
ガンバレ 為末大選手!
為末・大選手のブログです。

侍ハードラー

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