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2008年7月19日 (土)

7/11 スポーツ大陸(NHK)をみて②

走り方を変えるだけでも大変なのに、更に400メートルの間に高さ91.4㎝のハードル10本も飛び越えていくのですから技術・持久力・駆け引きが要求されるスポーツで世界一の称号を得ている為末大(ダイ)選手は強い精神力の持ち主だと思います。

しかし、安住することなく為末選手は進化し続けています。 為末選手が400mハードルで脚光を浴びたのは高校三年の国体でした。ハードルを始めて僅か2ヶ月でしたから天性の素質があったのでしょう。記録は49秒09。この高校記録は現在も破られていません。23歳の時に世界陸上で銅メダルを獲得。これは過去のオリンピック世界選手権の短距離部門で初のメダリストという快挙でした。

ハードリングの難しいところは観客の声援に応えようと良い記録が出るかも知れない走るだけの競技と違い、正確かつ緻密なコンピュータのように冷静に歩幅を一定にしなくてはならないところです。これを為末選手は「冷静に昂奮しなければならない」と言っていました。他に気温・風の強さ・疲労の度合いを瞬時に計算して歩幅と足の回転速度を微調整する事が重要です。肉体は興奮している。しかし頭のコンピュータは常に冷静でなければなりません。興奮と冷静の間を繋ぐものは精神というパワー、つまり精神力です。

精神力とは無形の力です。為末選手の場合、コーチの自分が選手の自分を観察して洞察しなければなりません。判断して決断するのも自分です。大抵の人間は自分を主観的にしか捉える事が出来ません。しかし師をもたない為末選手は客観的にもう一人の自分を見つめて発見していかなければ世界は取れません。練習したい自分が居ても、もう一人の自分が自分を制御せざるを得ない。そんな状況で戦う人が居る。敢えて、そこに自分を置く人がいると知り、稀有な人しかし凄い人だと思って普段は一度しか見ないのに私は10回も録画を見直して為末選手の精神力に学びたいと思いました。

持って産まれた特別の感性。それは「考えながら走る」というポリシーで高校卒業の時 いくつもの大学から誘いがあっても自分がコーチという遣り方を受入れてくれる学校を選び、以来12年間その考え方をつら抜き続けています。そこで私の脳裏に浮かんできた人が弘法大師・空海さんでした。私はお釈迦さんよりキリストさんより空海さんを尊敬しています。その最大の理由は空海さんは天が回っているのではなく地球が回っているという事を宗教人で最初に知っていた人だと思っているからです。それ以前の宗教は天動説です。
しかし空海さんの説いている教えには天動説では理解する事が出来ませんが地動説だと理解出来るからでした。

(つづく)

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