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2009年3月27日 (金)

ミサイル発射問題②

 政府は、発射後に国連安保理に提起する方針を固めているようです。

「人工衛星打ち上げ」として国際法上の手続きを着実に進めただけと言っていますが、人工衛星ではなくミサイルではなかったではないかとするためには
人工衛星ではないという証明論が必要になります。しかしこれが中々、立証困難なようです。

 人工衛星を打ち上げるものではなくミサイル発射が目的という事があきらかでない場合、中国は北朝鮮を庇う可能性があります。当然、中国にミサイルが向けられれば、そうは言わないでしょうが、標的が日本ならノープロブレムという訳です。

 そうなると、いや、それこそが北朝鮮の狙いかも知れません。政府は新たな理論武装を迫られています。軍事専門家の江畑謙介拓殖大客員教授は「北朝鮮は建前上は国際条約にすべて従っており、もし『平和的な宇宙活動だ』と主張すれば国際法違反とはいえない。『ミサイルとロケットは同じ構造であり、発射は地域の安定を損なう』との政府の理論だけで安保理で非難決議が通せるのか」と指摘しています。

 例えば、領空侵犯の場合、慣例で「領空」とは約100キロ以下とされており、今回のミサイルは高度約1000キロに達するため、日本の東北地方の上空を通過しても「領空侵犯」とは言えないという説がありますが。直ぐに憲法違反を言う野党であっても、この辺になると異議を唱えていません。

 北朝鮮は平成10年8月のテポドン1号発射の時、事前通報はありませんでした。政府が「弾道ミサイル発射の可能性が高い」と報告をまとめるのに2カ月を要し、安保理への提起は見送られています。余りにも遅いとしかいいようがありません。

 イスラエルさえも、衛星打ち上げの際はミサイル攻撃と誤認されぬように軌道投入に適さない西方向の地中海側に打ち上げていますので、今回の北朝鮮の行動は、世界の目を北朝鮮に向けることが主要因ではないでしょうか。

 今回、北朝鮮は「衛星が迎撃されれば日米韓へ正義の報復打撃戦を開始する」と表明しています。これでは「宇宙の平和利用」とは言えません。そもそも
「国連決議」とは、2006年10月に北朝鮮が行った核実験に際して採択した「1718号」を指していて、その2項目目に「いかなる核実験または弾道ミサイルの発射もこれ以上、実施しないことを要求する」とあります。

 しかし北朝鮮は この時、核拡散防止条約から脱退して何の拘束も受けないようにし、米国の核脅威(先制攻撃)から国家主権を守るためのものだと反駁し決議を拒否しました。この時点で、国連は、北朝鮮を国として認めないとすれば、良かったのではと個人的には思っていますが、それすらも出来ない状況があるのでしょう。

 例えば、北朝鮮とイラクは繋がっているとの話もあるようで、北朝鮮を怒らせる事は、イラクを刺激する。アメリカはイラクを叩けるどころの騒ぎではないとか、日本もアメリカに加担できる財政状態ではない。それで、北朝鮮どころではなくなってきた。しかし北朝鮮は飢えるばかり、誇れるものは軍備しかありません。

 北朝鮮に天罰下って、例えば失敗するとか、失敗した残骸が北朝鮮上空に降り注ぐとか、それは甘い。北朝鮮のミサイルの性能は上がっているとか、こう考えると、日本が北朝鮮が発射したら、日本もミサイルを北朝鮮に打ち込む準備完了。さあ、いつでも、掛かってきなさいとし、韓国も同様の手続きが取れれば本来が何でもない問題だと思います。

 憲法を護っていたら、国がなくなっていたとは本末転倒です。

 本来憲法とは、国を護る為の法律です。
姜 尚中さんが、ソフトな語り口で「日本は、そこに実体としてあるのではなくて日本とは何かと問うている自分達が居る限りにおいて日本はある」と、哲学を感じさせる事を言われていましたが、私は教養が低いので『国破れて山河あり』の方がピンと来ます。

 太平洋戦争に破れて意気消沈して帰ってきた元兵士が、段々見えてくる山に、涙を流します。そして、思わず、軍帽を脱ぎ、祖国の山へ一礼して、故郷に帰れた実感を味わいます。懐かしかった山、しかし山は壊されていなかったと、いつも当たり前のように見てきた山の有り難さに生きる希望を抱きます。これは、将来、私が小説にしたいワンシーンです。

 国があるから、山があり小川があるんだと思っています。

 特に、日本はユダヤの民のように歩いて陸続きに他国へ逃げる訳にもいきません。四方が海に囲まれているのですから。日本の歴史上、三千年の間、一度として、日本人が日本の国土から追い出されたことがないので、そう言うことはないと決め付けて全ての発想しているのではないでしょうか。

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