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2009年3月31日 (火)

中学生が起こした事件と生まれる確立

 中学生16人が「先生を流産させる会」を結成し、給食に異物混ぜたり、先生が座る椅子を細工して腰を掛けた途端に尻餅をつくようにしかけていたとする報道がありました。

  『国家の品格』を書いてベストセラーになった藤原正彦さんが、父親の作家・新田次郎さんから言われ続けた言葉。それは武士道です。

  • 大きな者が小さな者を殴ってはいけない。
  • 男が女を殴ってはいけない
  • 謝罪している者を殴ってはいけない
  • 集団で個人を殴ってはいけない

更に、ここからが大変です。そうしたことをしてもいけないが、そうした事をされている現場を見たのなら、何としても助け出せというものでした。藤原さんは、「これを怠ると、父親から、生きている価値もないと言われているような気持ちになった」といっています。

 極論すれば、私は小学生の時に、これだけを教え続ければ良いとさえ思っています。毎日のように国語の教科書を読んできましたが、私の心に残っている教えは、国語の教科書からは、一切ありませんから。

  「侍」或いは「サムライ」は世界でも通じる言葉となりました。しかし、今の日本の子どもはサムライを知っていても、その何たるかを知りません。小・中・高・大学で、只の一度もそれを教えません。

 例えば、私の場合、父方の祖父とあった事がありませんが、零戦にのっているときに、銃弾を脇腹に受け、瀕死の状態で帰還したそうです。私の父が5歳の頃に、拳を入れると右脇腹の明いた穴にスッポリ収まるくらいのへこみがあり、まだ中に弾が入っていたそうです。父が、その穴で拳を回すと、祖父はくすぐったいと嫌がったと言います。

 祖母は9人兄弟の末っ子で、曾祖母が42歳で産んで2年後には無くなりました。実は祖父はあと0.1秒、当たりどころか悪ければ海の藻屑でしたし、祖母も曾祖母が身体の悪い中で産みましたので、父が産まれる確率は、辛うじてというべきか、父にいわせると「間違って」ともいうべき確率で産まれました。

 つまり、父が奇跡的に生まれているという事は、娘の私も、これまた奇跡的にうまれていると、小学校の時から父に言われて育ちました。「死にたいと思ったら、そのことを思い出せ」と言われた印象が強かったので、私は中学二年のときに、その事を作文にしたら市で特別賞を受け、都大会で発表した事もありました。

 大半の中学生は、産まれるべくして産まれたと勘違いしています。これをお読みの読者の方も、自分が産まれる確率を考えると、私以上に危うかった人も多いと思います。自分の命を大切にする人が、他者の命も大切にします。してはならないという教育よりも、たった三代、遡ってみると、それは奇蹟、奇蹟のオンパレードで、産まれてきている事が分かります。

 因みに、たった10代遡っただけで、1024人の先祖がいます。今、中学校全体の学生で、1000人を越えている学校があるでしょうか。1000人と友達になるのは不可能ですが、過去10代遡れば、それだけの血肉を分けた、自分のルーツの人がいるということを、学校でしっかりと教えてほしいものです。

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