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2009年3月 9日 (月)

ブログの価値

 小学生の頃、私は泳ぎが上手くなるには、どうしたら良いのかばかり考えていた夏がありました。プールに吸うことは考えるな。吐くことだけを考えろと誰かに言っているのを聞いたので、私は吐くことを考えました。

 現代の情報量は、江戸時代の一万倍もの情報洪水の中で生きています。つまりインプットの数が余りにも多いのです。それは、もしかすると、ストレスにも似た情報ハイウエイを越える、情報肥満ともいうべきもので、時には誤報さえも信じているかも知れません。

ブログが凄い勢いで増えているのは、アウトプット。つまり放電欲求があるのではないかと思っています。そこで、私はなるべく水泳の時と同じく吐くこと、情報を発信せよと考えて、ブログにアップしています。 

 司馬遼太郎さんは、勉強の順位は低くて高等科(今の中学校)の時300人近くいた中で、ビリから4番目の成績だったというから驚きです。清張さんが勉強が得意であったかどうかが分かりません。ご存知の方がいたら教えてください。世界的に見ると、エジソンは小学校1年で学校の方から辞めて欲しいといわれていますし、アインシュタインも学業は振るわなかったと聞いています。しかし、ピタゴラスの定理を知ってから目覚めて、この世の中に法則があることをしって相対性理論を構築し極めていきます。エジソンはエジソンの母がいなかったら、ヘレン・ケラーはサリバン先生に出会わなかったら、アインシュタインがピタゴラスの定理に出会わなかったらと考えると、学問よりも出会いの方が大切だと思います。

出会いと言うと先日書いた(長渕 剛さん)で、たった数日の課外教授の方が、どれだけ生徒を勇気づけたかと思います。この番組では「一瞬の出会いは、永遠になる」というフレーズをいう事があるのですが、将に的を得ていると思います。

悉く違う清張さんと司馬さんですが、共通点は読書好きであった事です。清張さんも、楽しみと言えば読書しかなかったいっていますし、司馬さんも「図書館と古本屋さえあれば良い」といっています。私のブログのコメントに良く、本を読めと記載されます。果たして、私は読書をしているのか、いないのか。これは比較対象が難しい問題です。

 仮に私が文部大臣なら、小学生に本を読みなさいとは一言もいいません。 それでは、どうするか。ブログの開設の仕方だけ教えます。そして一日一行で良いから、自分をテレビ局だと思って、情報を発信しなさい。燃える発信局でもいいでしょう。そうすると、同じ年代はどういう情報を発信しているのだろうかと考えます。正確に言うと考える前に、もう気になって仕方がなくなります。そこで、「へえ、私と同い年で、こんな凄いことを考えている」というブログに出会うと、それだけで感激します。

そのブログの中に、「私は、この本を読んで考え方が変わった」と書かれてあれば、その本を読みたくなります。前述したアインシュタインがピタゴラスの定理に出会って目覚めた時と同じような現象かも知れません。 ところが、学校のクラスで作文が上手い子がいたとして、そう思うかというと、そうでもありません。作文は上手いかも知れないが、成績では俺の方が上だとか、足が遅いとか妬ましい気持が起きる方が多いのです。

だいたい教師は本を読みなさい、作文を書きなさいといいますが、私の知る限り、本の虫の人も、文章の上手い先生も一人としていませんでした。それに評価の基準は、勉強が出来るか否かに大きな比重が掛かっています。情報を発信すると言う事はアウトプットです。アウトプットはインプットがなければ出来ません。石炭がなくて走る蒸気機関車ないのと同じ理屈です。この場合の石炭は情報量のことであり、その情報は読書に限りません。

時に映像メディアであり、時にネットの場合もあります。現在、その読書が必ずしも本ではなくなって来ています。

突然ですが、我が家の炊飯器が壊れました。私は、どこの炊飯器が良いか検討しました。高価なものは、耐熱素材を使用したものもあり、どうしようかなと思っていました。しかし、土鍋でご飯を炊くと美味いという情報を入手し、土鍋なら丁度あるので、早速、土鍋でご飯を炊いてみました。すると、とても美味しかったので、炊飯器は買わないことにしました。よく考えてみると、これは理に適っています。ご飯を美味しく炊くには「始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るな」というように火力が命でした。

つまり、直火が一番、美味しくできるのです。これは電気よりガスの方が勝っているのですから、論理的です。更に土鍋だと遠赤外線効果があるので、芯までふっくらと炊けます。 すると、今度は結構、土鍋でご飯を炊いている人が多くなって居ると言う情報を入手しました。密かに土鍋ブームが起きているそうです。ご飯と言えば、他にもお釜で炊く方法がありますが、私は実際には見たことがありません。 さて、疑問が湧きました。何故、お釜ブームではなく土鍋ブームなのか。何故なら、お釜の時代に、既に土鍋があったからです。

一つには、今は、お釜が売られていない。お釜で鍋料理は出来ないが、土鍋では鍋料理も、ご飯も炊けるから、これで一応納得していたのです。でも、今日、その謎がわかりました。実は土鍋は進歩したのです。イノベーション・技術革新です。

当時の土鍋は、濡れたまま火にかけると割れてしまい、使い物になりませんでした。単に濡れていない状態ではなく、乾燥しているのが、条件で朝・昼・晩と五時間も空けずに使い続ける事はできませんでした。それで水滴がついていても問題のない鉄のお釜が最適だったのです。それに土鍋は、電子レンジにも対応していて、土鍋がセラミックで作れるようになってから、その用途が広がりをみせたと言う事で、疑問が解消しました。

つまり、人の頭、いや私の頭は、知りたいときが分かりたいときで、その為の読書こそ価値があるのです。私の場合、これで、土鍋ブームが起きても、お釜ブームがこない理由が分かり、今後も、お釜ブームは起きないだろうという予測も絶ちました。 

発明王のエジソン曰く「天才とは天が与える1%のinspirationと99%のperspiration」つまり1%の閃きと99%の汗(の結晶)であると言っています。エジソンは考えに行き詰まると、半畳ほどの納戸のようなブラックボックスに入って思考したと言います。考えるとは、ある人にとっては、自分との戦いです。戦国の武将で言えば、毘沙門天と対話して決断した謙信です。その点、信玄は『人は城 人は石垣 人は堀』の人でしたから、合議制を取っていました。しかし、謙信は、たった一人で決めていると聞いた信玄は謙信を恐ろしく感じたことでしょう。もしかすると本当に毘沙門天と話をしているのではないのかと思ったかも知れません。

私のモットーは「肩書きに騙されるな」というものです。大前研一さんは優れた人ですが、モットーがモットーなので記すと、彼は明治維新に肖って、「平成維新の会」を結成しましたが、直ぐに消滅しました。その後、都知事を目指しましたが、落選すると再チャレンジしませんでした。新銀行東京が問題になりましたが、発案者は大前さんだったと言います。誤解しないでください。大前さんのせいだと言っているのではなく、私は『生きることは 一筋がよし 寒椿』という人が目標なのです。 

私が読書好きであるのかどうかはわかりません。それなりに本は読んでいる方かもしれませんし、本が好きか嫌いかというと好きですが、読書量に、それほどの価値があるとは思っていません。流れを大切にしたいので記すと、本なら何でも読める人がいます。例えば、私は演歌も分かるし、ポップスも分かるし、フォークソング、ヘビメタもロックも分かると言う人より、ポップスは分かるが、演歌がわからない。演歌は何処がいいんだと真剣にきいてくるような人に共感します。考え方より生き様です。

同様に何でも読める人、読書量が豊富な人に、あれだけ本をよんでいるのだから、ドッチの結論が良いか聞いてみようと試みると、「あの本には、こう書いてあった。この本にはこう書いてあった。それから右を選ぶと、こういう長所があるが、短所はここにある」と評論する人が多く見受けられます。つまり、結論を出す人に余り出会いません。

読書とは量が問題ではなく、そこから何を酌み取り、自分の中で結論をだすのかというものではないでしょうか。そこに、読書の価値があると思っています。私にとって読書とは、正しい結論を導き出すための指標であって、読書をする事が目的ではないのです。

選挙が近いようですが、私には投票権がありません。アリストテレスの三段論法(大前提、小前提、結論の三つの命題から推論)的に言うと、全ての人間は死すべきものである。ソクラテスレスは人間である故にソクラテスは死すべき者であるその法則で言えば、自民党も民主党も誠に駄目である。しかし選択肢はいずれかしかない。経済面、大不況である。自民党が勝利しても株価は上がらない。民主党が勝利した場合、下がる可能性がありすぎる。何故なら、市場の六割は外国人で、遠慮会釈無く空売りをしかけてくる可能性が出てくる。 次に、防衛。自民党が勝利しても変わらない。民主党が勝利して長期政権になると国連の管理になる可能性がある。喜ぶのは、北朝鮮。テポドンの一発くらい、お祝いに近海に打ち込むかも知れない。中国は今でさえ、日本の海域に海洋調査と称して侵入している。更に入ってくるだろう。韓国とは竹島問題がある。私は日本人である。故に、先祖が守ったものは守らなければならないが、それが出来なくなる。竹島は独島(トクト)となる可能性がある。

 以上、たった二つの観点から見ただけでも、どちらも駄目だが仕方がない。自民党が勝利する方が、経済面・防衛面に於いてマイナスにならないというのが私の結論です。  

本を読めと言いますが、いったい何の本を読んだら、上記の疑念を払拭できるのでしょうか。

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