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2009年6月 4日 (木)

足利事件

一つの冤罪事件の決着がつきました。

 栃木県足利市で1990年、当時4歳の女児が誘拐・殺害された「足利事件」で無期懲役が確定した菅家利和受刑者(62)が4日午後、千葉刑務所から釈放された。

 菅家さんが申し立てた再審請求の即時抗告審で実施されたDNA鑑定で、女児の下着のシャツから菅家さんとは別のDNA型が検出されたのを受け、東京高検が刑の執行を停止した。今後、東京高裁(矢村宏裁判長)が速やかに再審開始を決定し、数か月程度で宇都宮地裁での再審が始まる可能性がある。

 今回の事態を受け、最高検は4日、次長検事をトップに、複数の検事による検証チームを設置。足利事件のすべての証拠や記録を精査し、原因や問題点を調べる。また、今後の再審請求に備え、この事件の前後に実施されたDNA鑑定について、使用した証拠品を保管しておくよう全国の地検に指示した。

 菅家さんはこの日午後3時45分頃、千葉市若葉区の千葉刑務所をワゴン車に乗って後にした。座席の窓を開けて、満面に笑みを浮かべて支援者らに手を振った。読売新聞の取材に対し、「本当にうれしい。故郷の足利に帰って、両親の墓参りをしたい」と語った。

 事件当時の殺人罪の時効は15年で、真犯人が見つかったとしてもすでに時効が成立している。

(2009年6月4日22時02分  読売新聞)

 現代でも、冤罪事件があるのですから、遡れば、もっと悲惨で気の毒な冤罪があった事は推して知るべしだと考えます。

 多くの人が真剣に事件を扱えば真実が見えてくると思いたいところですが、勇気を持って異説を唱えたり、真相究明する人がいない現代では、寧ろ寄って集って弱い者いじめをする風潮があるように思っています。

 更に組織のトップが面子や沽券に固執すると、えん罪は高確率で発生します。私は今日、会見に臨んだ菅谷さんの様子を見ていて、この人は無実だと直感しました。毒入りカレー事件の林真須美被告の場合は、「裁判員制度でも無実になるのですか」と言ったそうですが、因縁果の法則で読み解いても林被告以外に考えられないと思っています。

 「お前の直感など当てになるか」という意見も当然あると思います。科学的根拠など何もありませんし、実績がある分けでもありません。しかし、特に真剣にみていたりすると直感するという事があるのではないでしょうか。所謂、刑事の勘というやつです。(私は刑事ではありませんが)

 例えば、沖縄にいるハブに対するマングース。マングースの親が子供のマングースに蛇の捕り方を伝授した訳でなくても、持って生まれた本能で対峙すべき相手が分かるように、猫は鼠をとるもので、そうした本能で感じる事があると思います。

 世間を偽ったり、嘘を付くことは出来ても、自分自身を騙す事は出来ません。(09/5/16冤罪のない時代へ②)で脳指紋の話をしましたが、これは正にそれを証明しています。 大量の人員を使って冤罪の可能性を生み出すよりも、科学的捜査、例えば脳指紋によって真相究明をする方が余程よいのではないかと思っています。

 私は、まだ昭和史の大きな問題は解決されていないのが気になっています。帝銀事件で死刑囚として亡くなった平沢さんは無実だと思っていますし、下山総裁は自殺ではなく他殺。三億円の犯人は事件の3日後に服毒自殺をしていると考えています。

 因縁果の法則というのは、具体的に言えば辻褄があうかあわないかです。例えば、下山総裁が電車に轢かれて自殺するという道を選ぶかと言えば私は否と考えます。自らの人生をかけた国鉄を汚して死ぬことになる上に、その後、国鉄の権威が失墜する事も十分考えられるのに、そうした行動をとるでしょうか。

 そして現場の血の量が少なかった事も、生きていた場合とは違っていて、死亡後に轢断されたとすれば、その事も説明ができます。裁判になって分かるえん罪事件もありますが、裁判に至らない冤罪事件も、それこそ無数にあると思っています。例えば、身に覚えのない痴漢行為の濡れ衣を着せられた人も多いでしょうし、それを元にした映画もあります。

 冤罪が何故おきるのか。

 前述した沽券や面子などが上げられます。三億円事件の一番な奇怪な事は、何をもって東芝府中工業のボーナスが、当時の日本信託銀行国分寺支店から、その日その時間に現金輸送される事を知ったかという事だと思っています。

 そして、その点については未だに未解決です。吉展ちゃん事件で有名になった平塚八兵衛刑事は、進まない捜査の中で鳴り物入りで捜査に参加しました。そして単独犯を主張しましたが、私はシナリオを書いた人と実行犯は別の人物であり、実行藩は体力のある若者。シナリオを書いたのは、それなりの年齢の人物だったと思っています。

 平塚刑事は仲間割れが起きていないことを単独犯の根拠に上げていましたが、私の仮説でいくと、脚本家と役者の関係になるので、仲間割れは起きないと考えられます。ここから先はちょっと難しいのですが、刑事コロンボでは初対面の印象と、その時のやりとりから犯人をある程度絞っています。三審制度というのは、自己の非から最も時間が経過した場所で結論を正しいと考えるシステムです。

 これに対し、最初に会ったときに犯人の目星をつけるというコロンボの捜査方法は、最も犯行時間から近い段階で真相解明をしています。私は良くアメリカを批判していますが、侮れないのは刑事コロンボという日本人以上の細かい心理描写や、そこから犯人を割り出していく斬新なスタイルを作り出している点は評価しています。

 そう考えていくと、この先、科学が進めば、直感の信憑性も証明されるかも知れません。

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