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2009年12月11日 (金)

過去の名作②

  どうも引っ掛かっていた事が分かると、茂木さんの言うところのアハ体験でしょうか、脳が快感を覚えるようで、もう一つ父が断片的に覚えていた映画の質問をしました。

昔の洋画なのですが、タイトルが分かりません。

大雨が降る中、警官が犯人を追いかけています。
やがて犯人は灯台に逃げ込み、警官も後を追います。これで捕まえられると思ったら、灯台の中には3人の男がいました。しかも、中は広いので誰が一番最後に入ってきたのか分からない。そこで警官は三人それぞれからアリバイを聞きます。誰かが嘘をついている事は確かなのですが、三人ともアリバイがあります。

ラストは「この中に犯人がいることは確かである。しかし誰なのかは分からない」というような感じで結局、犯人は捕まらなかったと思います。

知っている方がいたら、教えて下さい。

回答

アンドレ・カイヤット監督の「俺は知らない」(1963)という映画だと思います。

・あらすじ

夏のリビエラ。誘拐事件が起った。被害者は、警察に知らせるなという犯人の要求をのみ、五千万フランの身代金も用意、密通で来た警部も子供が無事戻るまでは行動をしないと約束させた。警察は各所にラジオカーを配置、密かに犯人の動きを監視していた。身代金は車で来た犯人に持ち去らせた。車の動きは完全に警察の手に握られていた。ところが交通取締りの白バイがスピード違反で犯人を追跡したため警察の手が回っていると考えた犯人二人は白バイの警官を射殺し、人質の子供を殺した。

警察は犯人を灯台に追い込んだ。観念した犯人が一人ずつ出て来るが何と三人になっているのだ。しかも口を揃えて事件に無関係だ、と言い張る。三人ともアリバイがない。証拠もなにもない。三人の過去まで洗うが何も出てこない。三年がたったが事件は進展しなかった。陪審は犯人を確認出来ないため三人の無罪を答申した。民衆の当局非難は頂点に達し、裁判所を包囲した。釈放が決り容疑者達をトラックを使って脱出させたが、刑務所の門前で怒った民衆は運転手を引きずり下し、トラックを焼き払った。

父はラストシーンまで見ていなかったのか、犯人は裁かれないところまでで終わりだと思っていたのですが、衝撃的なラストだったんですね。素人ですが、疑わしきは罰せずという事なのでしょうか。でも、この3人の内、間違いなく二人は犯人。現代にも通じる永久不変の司法のテーマですね。特に裁判員制度も始まり、映画の中の話とも言えなくなりました。

裁判員制度にする事によって、司法に対する注目度が上がっている昨今、いつ私達は民衆の立場になるか分かりません。「光市母子殺害事件」や「闇サイト殺人事件」など、第三者から見ても憤りを感じる事件が多く起こっています。考察に値する映画だなと思いました。

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