« 日米安保50周年を考える31 | トップページ | ゆうき蘭の弟(現在中学一年生) »

2010年3月 3日 (水)

日米安保50周年を考える32

 日米安保の重要性は、日米安保がなかったらというシュミレーションこそ重要です。

  前号で、アメリカが日本が共産化するのを見過ごす筈がない。ベトナム戦争はベトナムはアメリカに弓矢一本放っていない。それなのに1965年から10年もベトナム戦争は続いた。しかし、ベトナム駐留のアメリカ海兵隊員自身が、いったい何の為の戦争かと考えていた。何しろベトナムは木造の住まいで、その頭上から焼夷弾を落とすのですから、あっという間に焼けてベトナム人達は家を失ってしまう。鉄筋コンクリートに住んでいるアメリカ人。その逃げまどう姿を目にする内に、この人達に一体何の罪があるのか。

 そして自分達に正当性があるのかと考えたとしても何ら不思議はなかった訳です。もしかしたら自分達は間違っているのではないか。ベトナム人の大半は何故自分達がこんな目に会うのか理解できない。教えられなくとも、それは感じて当然の摂理です。戦う以上、如何なる部隊も正義を求めます。日本の場合は錦の御旗を掲げました。薩摩と長州は実に仲が悪く、どちらが御旗を掲げるかで争っていました。長州は蛤御門の変で天皇を長州に連れて行こうとしましたが、失敗。薩摩は長州を朝敵としました。

 というように、如何なる国でも自国を正義とする訳です。例えばイラク戦争の場合、ブッシュはイラクに大量化学兵器がある。正義の味方・アメリカはこれを叩きつぶさなければならないと戦闘開始。この直前フセインは枕元にアッラーがたち、聖戦(ジハード)をせよと言ったとして双方共に正義をいいました。

 戦争する時、どちらも正義を語ります。だから、話し合いでは解決しません。しかしソ連が日本にした事には正当性がありません。そもそもヤルタ会談で密約はあったのかも知れませんが、それこそ国際連盟があったのですから、裁きは国連がすべきだった事です。

 さて、当時、日本が赤化するとなったら、或いはソ連・中国・北朝鮮部隊が日本に入って間違いなく赤化するとなったら、アメリカはどう動いたか分かりません。何故なら、日本の学生は「ソ連祖国、中共祖国」と叫んでいました。散々日本を救済したアメリカを尊称せず、シベリアに抑留された日本兵は60万。つまり自分達の父親を犬のように扱った国を祖国と呼ぶ。日本の若者は大馬鹿かと思ったに違いありません。

 そもそも日本教職員組合(日教組)とはアメリカが子供達を民主化する為に、おいていった置き手紙でした。ところが学生達は自分達の考えで共産主義を標榜した。アメリカ高官は考え倦ねた事でしょう。しかし、その理由が全く分からない。

 実は、学校では縄文、弥生から、平安、武家社会、幕府政治、その崩壊、明治維新、日清・日露、第一次大戦、満州事変までは教えるも、その後の肝心なところは全く教えていなかった筈です。どうして20歳そこそこのお前が言えるのかというと下記のコメントで明らかです。

>いすけ屋さん

学校では教わらない日本の本当の近現代史を、いったいどこで仕入れたのですか。自慢じゃないけど、私なんか貴女の年代では全くのノンポリ&無知そのものでしたから。というより明治維新以後は教えてくれなかった。いまの大人は大半がそうです。GHQの洗脳を受けた東大法学部教授を中心に全国に散らばった教師も、新聞もラジオも一方的に日本の軍隊が悪かったとして、もう2度と戦争はいたしませんと国民の心の底にやきつけたのです。そうして団塊世代、その2世が自虐史観にとらわれた今の情けない日本を構成しています。これからの普通の国日本の構築は教育しか在りません。

ゆうき蘭さんも、その一翼を担って、ジャーナリストとして真の歴史、伝統、日本人の心を発信し続けてください。
PS:小説おもしろいです。まだ1/5ぐらいですが・・。、

 過酷な試験戦争の中、教師は生徒にいった。「この後は試験には出ない」。つまり、この後は覚えないでいい。受験勉強に長けた頭とは、試験にでるものは覚える。そうでないものは一切覚えないという頭ですから、子供達は全く知らない。

 中国残留孤児の問題も従軍慰安婦の問題も全く寝耳に水でした。脳科学的に言うと、勉強のできる子は、教科書を丸暗記するほどの読む。しかし、これでは勘働きません。そこで教師の様子を見ていて試験に出るか、出ないかの感度だけは磨いている。そうすると脳細胞のミラーニューロンは教科書以上に教師の気ない一言から試験に出るかでないかを嗅ぎ取る能力が磨かれ、ルー大柴風に言うと「教科書以上の何かをキャッチ、キャッチ、キャッチ」してしまう。

 つまり、自分の好きなニュースキャスターが政治家を招いて話しているのを見ていると、そのキャスターの顔つきで政治家を好き嫌いが分かってしまう。その人が、その代議士を好きだとミラーニューロンが働いて好きになり、反対に嫌いだと嫌いになる。丁度、親同士が不仲なのに子供同士が親友になることはあり得ないという現象になります。

  教師とは日教組、故に自民党を嫌い。我々は聖職者以上に労働者だと、労働組合を称賛する。そしてストを良しと教育し、教師の脳波を受信することができる者が、いわゆる偏差値が高くなって、一流校という大学に入っていく。しかも仕事の頭とは違って、机上の論理に長けているから、共産主義を否定できなくなる。

 それが集団となって開花したのが全共闘世代になったと私のブログでは書いてきました。今、私が書いている事に納得する人も居るでしょうが、異義ありを唱える人もいると思います。しかし、その大半の人は日本人です(勝手な推測)。何を言いたいのかというと、アメリカ人が、この日本人でも中々分からないメンタルティを理解することは出来ないという事です。

 当時、自民党の代議士でも、このことに気が付いていた人は少数でした。つまりマクルーハンの『メディア・イス・メッセージ』で、子供達は、実は自ら好きな科目を洗濯しているのではなく、先生が好きだと、その科目が好きになるというのが多数派です。西洋の覇者のアメリカ人が容易に東洋の中の東洋の侘びと寂びを理解できないように、或いは、日本人であっても千利休の世界の理解は困難なのですから。

 つまり、原爆をおとさなくても、敗戦が決定的だった国に原爆を墜とせる精神構造の国と、原爆をおとされようとも昭和天皇の玉音放送がなければ、まだ戦っていた筈の日本人のメンタルティーは理解できないということです。

 例えば、アメリカの議員の中に血気盛んなアメリカTAROU(太郎)がいたと仮定する。その男はこう考えていた。

 (一体、日本のガキ共は何だ。こいつらにミルクとパンと牛乳を与えたのはアメリカだぞ。そして日本に自由を教え、テレビ創世期には、どんどん、アメリカドラマや、映画、ファッション、文化を輸出した。しかし、ガキ共は、表面上はアメリカに憧れているように見せていて、その実、ソ連を標榜している。だから日本人は
信用がならない。やつらの精神にアメリカを尊称する欠片もないと憤る。

 そこで  アメリカTAROU(太郎)はホワイトハウスに乗り込んだ。
「ニクソン大統領、妙案があります。アメリカの子供は大統領に反旗を翻しつついます。その目を日本に向けさせるべきです。ベトナムにいっている海兵隊も、その戦いの意義を
喪失してきています。今のままではニクソン政権への人気も陰りが出ています」

「それで、どうするんだ、TAROU(太郎)議員」

「1699年12月の衆院選で予想通り、自民党大敗、社会、共産、公明党が大勝すれば、日米安保は破棄されます。そうしたら、アメリカはあっと言う間に退散してやるんです。そうしてベトナムにいっている海兵隊に日本に注目せよといっている。アメリカが直ぐに撤退すれば、日本の全共闘たちはどうすると思いますか」

「それは、バンザイを叫ぶだろう」

「そうです、次が自衛隊解体となる。日本は、これで丸腰です。直ぐにソ連が、更に南下して北海道へ上陸し、 プラハが8時間だったから3時間もあれば北海道は占拠されます。次は中国が、地の利からいって中国を取る。北朝鮮も時を置かず、九州を取る。そのときにベトナムに居る海兵隊を日本に上陸させます」

「なるほど」

「最早、日本に遠慮は入りません。何しろ日米安保を破棄したのは日本です。守ってやったって恩義を何ら感じていない連中です。共産国にとられるくらいなら日本の主要都市をアメリカが空爆して、取られても、価値がないほどに叩いてやるんです。

「問題はソ連だな」

「最悪、ソ連に北海道だけやるか。それとも、原爆を北海道に墜としてソ連を抑えることを優先するかです。アメリカの凄さをみせつけてやすんですよ。ソ連にも中国にも。そして恩義を知らない日本の餓鬼共にです。一泡吹かせてやりましょう。条約が破棄されたら、昨日の味方は絶交状態となり、明日は敵になるとね。
餓鬼共の泣きっ面を見てやりたいんですよ。アメリカが覇者になれる。ハワイがアメリカの50番目の州になった。日本はアメリカの51番目の州にしましょう。いっそ東京に原爆を墜として、東京全体に基地をつくりましょうか、あそこは日本の丁度中心ですから」

「なるほど、しかし日本州はいけない。後々、由来が問題になる。それより、第二ハワイ州というのはどうだ。日本は風光明媚だ、軍事の拠点と観光の拠点にして、東側諸国を牽制するんだ」

「それでいけば、ニクソン政権は大人気になりますよ、大統領」

 私は、荒唐無稽を書いている気はありません。そうなる可能性は多いにあったと思います。

 政治は旧態依然です。1960安保の時は共産党から全学連へ。70年安保は日教組から全学連へと思想が受け継がれて総覧しました。そして40年後の現在
は北海道教職員組合(北教組)が。これは前回かきましたが、いすけ屋さんが、私より詳細に書かれているので下記を読んで下さい。(
潔く辞職せよ

 氷山の一角とは、よくいったものです。タイタニックは山のような氷山にぶつかり沈没しましたが、見える氷山の下には、その9倍もの見えない氷山が隠れています。

 北海道教職員組合(北教組)も無論、氷山の一角にもならないでしょう。何しろ、世界一スパイが行脚しているのに、気付かないお人好しの国が日本なのですから。

この記事を読んで良かったと思った方は投票してくださると嬉しいです。

|

« 日米安保50周年を考える31 | トップページ | ゆうき蘭の弟(現在中学一年生) »

特集 日米安保50周年を考える」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日米安保50周年を考える32:

« 日米安保50周年を考える31 | トップページ | ゆうき蘭の弟(現在中学一年生) »