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2017年2月11日 (土)

トヨタの話④

 イトーヨーカ堂、今でこそ誰もが知る流通業界の雄だが、1970年代はどうであったか。当時は西のダイエー東の西友といわれた。つまり関西圏は主婦の友ダイエー、東京圏は西武資本の西友だった。
 しかし2015年ダイエーはイオングループに吸収、西友は西武資本からアメリカ資本のウォールマートの傘下に入った。どうしてそうなったのか、それはバブル経済で潰れた。如何にバブル景気とその崩壊が凄まじかったかを如実物語る実例だ。
 単に商品を流通させる職種でも横綱が変わる。それが自動車業界でもありうる時代になてきた。これまで百年もの間、既存の自動車メーカーを新規参入から守ってきたものはエンジンだった。エンジンはとてつもなく精密な機械で1ミリのズレが故障の要因となる。0.001秒単位で燃料の噴射やシリンダーの動きを調整しなければならない。これは最早職人の匠の技で新規参入を阻んできた。
 次の時代は水素自動車かと思われた。しかし水素ステーションの設置に莫大なコストがかかる。しかし電気自動車ともなるとエンジンは必要ない。電気自動車の到来とAI(人工知能)の無人操縦の時代になると車関連のソフトウェア事業と既存メーカーと電機メーカーが参戦して、こうなるとグーグル、MS、アップルの参入も大いにありうる。
 つまりアメリカのクライスラー、GM、フォードの復活はありうる。トランプがメキシコに工場を建てるなといった。しかしメキシコの方が人材が優秀でしかもコストが安いからメキシコでトヨタ車を作り、目と鼻の先のアメリカに輸送すればいいと考えたトヨタ。しかしトランプの言うままでは日本とメキシコの間も不仲になる。 
 嘗て経済一流、政治は三流といわれた日本、政治が相変わらず3流だから製造業の経営まで3に押し下げた。トヨタは日本を背負っているが政治家、官僚は日本を背負っていないことが最大の懸念材料である。

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