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2017年2月25日 (土)

トップが決めて間違えた東芝

 東芝とは東京芝浦製作所電気の略称である。原発から家電、嘗てはレコード会社まで経営していた。確か東芝音楽工業株式会社、次に東芝イーエムアイといった。
 家を建てる場合専門家が寄って造るが、立派な家を建てるには設計図と棟梁により、総合的に秩序整然と計画されて初めて立派なものが出来上がる。医学にしても現代のように物質面の肉体ばかり追求し専門化している段階では、完全に病を治し得る事は出来ない。つまり総合医学の元に究極の解決方法を発見する以外に道がないのである。
 嘗て黒沢明が「いいシナリオからはいい作品も悪い作品もできるが、悪いシナリオからは悪い作品しか生まれない」といった。シナリオとは映画の設計者のことであり、それを良しとするか、悪いとするかは監督次第である。物事の真理はみな共通していて、組織はプラミッドで見えるのが建築物で棟梁がリーダー、医療なら院長であり、映画なら監督である。
 野球など選手は変わらないのに監督が替わると優勝もする。嘗て野村克也氏は野球監督時代「優勝請負人」「野村再生工場」といわれその指針はデーター重視のID野球と呼ばれた。
 東芝といえば日本を代表するリーディングカンパニーだった。しかし組織は大になるほど企業哲学のある経営者がリーダーでなければならない。日本建築は大工、石屋、左官、それに屋根職と微に入り細に渡って独立分業化してしまい各々独自の行動をとるので、総合統一する棟梁を失なった建築は正しい軌道から脱線して少しの風、少しの地震にでも壊滅してしまう。
 東芝は粉飾決算、次に原発で7000億円の赤字、更にLNG(液化天然ガス)で1兆円の損失の可能性ありと報道された。東芝は原発が商売にならないと見て、火力発電が主流になるなら火力GTCC(ガスタービン複合発電)をLNGをセットで販売しようと考えた。火力の原料はLNGだが兎も角、変動する原油と連動するLNGを安い値段で安定固定的に仕入、販売顧客先にセットで売れば何倍も儲かる。その着眼点はいいが問題は原油が仕入れ値より下がった場合、このビジネスモデルは破綻する。しかし東芝は今が底値とみてアメリカ企業と2年前の2015年、2031年から2051年まで220万トンのLNGを20年間4400万トン仕入れる契約をアメリカ企業と結んだ。しかしそこから原油、LNGの価格が大暴落、住宅ローンでいえば変動金利と固定金利があるが、東芝は固定金利でLNGを20年間仕入れることを契約したようなものだ。それでも本業の原発で利益が出ていたら、内部留保の金で帳簿上乗り越える事ができたが、それが粉飾決算となると株主に代表訴訟されても仕方がない状況の中での大不祥事。三菱自動車の不正問題もあったが、シャープといい老舗が危なすぎる。赤字国債千兆円越えでも官僚はけして責任をとらない。だが民間は違う。言い訳できない。他山の石とみるべきではない。

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