小泉・竹中ラインの結果
下記のようなやりとりがありました。
>大学院生さん
はじめまして。現在経営大学院に通う勤労苦学生です。
NHKスペシャル沸騰都市第2回ロンドンについて、検索していたら勇気凛々様のブログにたどり着きました。突然のコメントご容赦下さい。
最近、NHKスペシャル「沸騰都市」を知り、動画サイトやNHKオンデマンドで番組を観ていたのですが、「第2回ロンドン」だけは何処にも見当たりません。(不思議なことですが、NHKオンデマンドでも提供されていません。英国から番組に対する圧力でもあったのでしょうか?)現在、研究テーマで企業の社会的責任投資(SRI)などを考察しており、その中で国際的な投資資金の流れの背景なども取り入れています。NHKは番組の品質が高いので、当時のイギリスの状況を知る上でも是非観ておきたいと考えているのです。
つきましては、もし勇気凛々様がこの番組の録画をお持ちでしたら是非お貸し頂きたいと思います。もちろん学術目的のみで、鑑賞後は削除することをお約束します。
宜しければ、メールにご返信下さい。
宜しくお願い致します。
>勇気凛々のゆうき蘭です
この番組は録画したことがあるのですが、ストックはしていませんでした。
ただ、私は企業の社会的責任投資については責任があり、小説にして投稿してみました。これからもコメントを頂ければと思っています。一言、私の感じている事を書くと、欧米の資本主義という名の民主主義経済は、もう破綻がきているのではないかと思っています。サンセットの欧米経済主義よりもサンライズの東洋の精神経済とでもいうべきものを構築する時に来ているのではないかと感じています。
お力になれず済みません。
>大学院生さん
この度は急な申し出にもかかわらず、ご丁寧なご連絡有難うございます。
私も昨今の金融危機は、資本主義先進国共通の社会問題から生じているものであると感じています。12月にはマイケル・ムーア監督の「キャピタリズム(資本主義)」が上映されます。彼も、「日本には欧米諸国のような資本主義社会にはなって欲しくない」と言われていますね。また、何か機会があれば宜しくお願い致します。
*私の手元にはないのですが、もし、NHKスペシャル「沸騰都市、第2回ロンドン」をお持ちの方が居たら、コメントでご一報頂ければ有り難いです。
私は、大学院生さんのように専門で勉強している訳ではありません。ズブの素人ですが、今の経済体制には思うところがあります。
例えば、今の経済は上から見下ろした経済です。それに対して下から見上げる経済学が必要な時代に入ってきていると感じています。現在の不況を私は小泉・竹中不況だと、思っています。その事は随分と書いてきました。そして、新しい名前を信じれば政権交代、古い名前で捉えれば、旧・経世会、元・田中歯派に、福田派清和会が失敗して元に戻ったのだと取っています。
(小泉劇場⇒09/11/6)
派遣切り、ワーキングプア、健康保険・年金保険料未納、ホームレス急増、インタ-ネットカフェ住民、日本の自殺者・11年連続3万人が12年連続になるのではと言われています。イギリスでは、10年ほど前に自殺率低下を国家目標に掲げ、原因の多くを占める精神疾患への対策に力を入れてきています。
そのイギリスの精神失陥を社会の損失として試算したところ年間4兆5千億円とでました。精神疾患を癌、心臓病と共に三大疾病と捉えるようになりました。独自性のない日本は、この事が大きくクローズアップされてくると思います。それにしても、日本では、国は親、国民が子供だという考えに立脚した考えを古来から持ち、上杉鷹山などは世界でも高く評価されています。
そのパイオニアの日本が、嘗て大英帝国と言われ、植民地と言えば聞こえはいいですが、国ごと奴隷にするために阿片漬けにしてまで世界を席巻した国よりも、いち早くこの事に取り組まない日本は立ち後れています。竹中さんは上から目線の経済学の権威者、それなら私は下から見上げた経済学で言えば、小渕内閣、そして小泉さんとの一人ネオコン状態での5年3ヶ月、つまり8年に及ぶ竹中ライン独占状態での経済的効果はいったい何兆円あったのでしょうか。
それこそ、スパコンで日本が自殺願望者を含む12年に及ぶ経済的損失は、失われた20年、その額はイギリスの試算を基準にしていえば、
世界6位 イギリスのGDP260兆
世界2位の日本GDPは500兆円ですから2倍です。
つまり4兆5千×2×12年=約110兆円です。しかし、小泉ー竹中ラインに如何に、自殺者を無くすか対策したかというと、むしろ増える政策を打ち続けたと思います。黄金のマニフェストであった『改革を止めるな、郵政民営化すれば、小さな政府、少子化対策、地方財政が潤い安全保障、年金・医療の社会保障が充実。戦略的外交も推進そして外交まで良くなる』となったでしょうか、私には全て真逆に映るのですが。
何かと、原資を問題にする人がいますが、全くそんなものは関係ありません。何故なら、戦前、日本はいったいどれだけの原資があって戦争に突入したのですか。戦後の原資はどうでしたか。幕末の志士が日本の為に立ち上がったとき、原資はどこにありましたか。
こう考えてみてください。子供が重篤の時に原資を考えますか?
今の不況は小泉不況です。だから小泉チルドレンは悉く敗退しました。しかし御曹子のジュニアは当選されました。そして民主党に物申しています。私は民主党のファンではありませんが、時の首相なら「だまらっしゃい、あんたの父の悪政が招いた結果が今の自民党の体たらくではないのか。一人前に質問するよりも先ず、父親は間違っていた。済みませんという謝罪から始まるべきではないのか」という正論をいう民主党議員がいないのが、いまいち、いまに、いまさんも心もとないと思っています。
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